●矢萩 稜子(Ryoko Yahagi)
東京都出身。都内の高校を卒業後、クイーンズランド大学ファウンデーションコースを経て、人文科学部比較文化/スペイン語学科を卒業。
卒業後、日本でケーブルテレビ会社に入社し、WEBマーケティング会社に転職。制作ディレクターとして働きながら「留学後、どうしてる?」の聞き手を務める。

ディレクターの傍ら、留学経験者にインタビュー


私の仕事は、マーケティング会社の制作ディレクターです。

「ものやサービスの魅力をどのように引き出し、どう発信すれば良いか」ということを考えながら、WEBページや広告の制作ディレクション、改善提案などをしています。

そして、仕事以外の時間を使って「留学後、どうしてる?」を運営しています。今回は私の自己紹介を兼ねて、サイト立ち上げのきっかけをお話させてください。

世界の文化に興味を持ち、オーストラリアへ

高校生の頃、海外の街をのんびり散歩する「世界ふれあい街歩き」や、日本の文化について外国人が議論する「COOL JAPAN」などのテレビ番組を観て、世界の文化や日本との違いに興味を持つようになりました。

学校の授業でも、海外の歴史や時事問題の話になると「この出来事について、現地の人はどう思ってるんだろう?」ということが知りたくて。

アメリカの同時多発テロ事件について学んだ時は、テスト勉強はそっちのけで、アメリカに留学中の友人に「アメリカ人は、テロについてどう思ってるの?」と連絡してみたり…

こんな調子だったので「大学ではもっと色んな国のことを勉強して、その国の人たちに直接話を聞きたい」と思い、大学留学を考えるようになりました。

留学先としてオーストラリアを選んだのは、他の英語圏の大学と比べて学費が安く、ファウンデーションコースで段階を踏みながら学部に入学できるため。特に、クイーンズランド大学には、様々な国に関する授業を受けられるコースがあり、魅力を感じて入学を決めました。

大学の課題でBBCのドキュメンタリーを観て、レポーターに憧れる

クイーンズランド大学のロシア学の授業で「BBC(イギリスの公共放送局)の番組を観てレポートを書く」という課題が出た時のことです。

指定された番組は、BBCの記者がロシアを旅しながら、現地の文化を紹介するドキュメンタリーでした。

そこに出ていた記者は、とにかく知的でユーモラス。ロシアの歴史や社会問題を解説する一方、ロシア式サウナで体を叩かれていたり(血行促進のために、木の枝で体を叩くらしいです)…番組を観ているうちに「日本のメディアで、こんな風に真面目に面白く世界を伝えたい」と思いました。

ただ、BBCの番組ナビゲーターは記者だけど、日本の記者とは少し違う気がする。そうかと言って、アナウンサーでも、ディレクターでもない気がするし…一体、何を目指せば良いんだろう?そんな風に思っているうちに、就職活動の時期を迎えました。

マスメディアの現状を知り、WEBマーケティング業界に転職

卒業直後、日本で開催されたCFNキャリアフォーラムに参加したところ、出展していたケーブルテレビ会社とご縁があり、入社しました。

その会社には、地元密着の番組を制作するコミュニティチャンネルの制作部署があって。「ローカルな文化を発信できるし、ディレクターから編集まで何でもできて面白そう」と思い、番組制作を希望していました。

ただし、新卒社員は、入社から3年間は現場で働くことが決まっていたので、最初の配属は、アフターサポート部署。サービス加入者の家を回って利用状況を聞きながら、お困りごとを解決したり、追加商材を提案したりする仕事です。

ゆくゆくは番組制作がしたいという気持ちでしたが、お客さんから「こんな使い方があるなんて知らなかった、あなたが来てくれて良かった」と言ってもらえると嬉しかったし、誰かの役に立つ情報を伝えられることは、純粋に楽しかったです。

一方で、テレビ視聴が減っていることを現場で目の当たりにして「マスメディアや番組制作にこだわる必要はないかもしれない」と思うように。さらに「自分が伝えたいことだけではなく、人が必要としている情報を、最適なタイミングで提供したい」と考えるうちにWEBマーケティング業界に興味を持つようになり、転職をしました。

オーストラリア留学センターと一緒に、WEBメディアを立ち上げる

WEB業界で働き始めて仕事にも慣れてきた頃、ある日突然「WEBメディアを作って、オーストラリア留学を終えた人たちにインタビューしよう」と思いつきました。

もともと、オーストラリア留学に興味を持っている中高生や親御さんから、留学後の就職について相談される中で「卒業後のキャリアの不安を払拭できる方法はないかな」と感じていました。

さらに仕事を通してWEBの知識が身に付いたことで「留学生の卒業後を紹介するWEBメディアを作れば、役に立つかもしれない」という発想になったのだと思います。

思いついたその日に、オーストラリア留学センターの社長・衛藤さんに連絡をしました。

衛藤さんに初めてお会いしたのは、オーストラリア留学中、クイーンズランド大学でキャンパスツアーガイドのアルバイトをしていた時です。ツアーは1時間ほどで終了しましたが、その数日後、たまたまクイーンズランド大学のキャンパスで、なぜか再び衛藤さんに遭遇。それ以来、社会人になってからも何かとお世話になっていました。

衛藤さんは、若者の人生の道しるべになるメッセージを日々発信していらっしゃるので、卒業のキャリアというテーマにも関心を持っていただけるのではないかと思いご相談したところ「ぜひ一緒にやりましょう」と言ってくださって。それから、オーストラリア留学センターの方々の力をお借りして「留学後、どうしてる?」が完成しました。

オーストラリア流の自由な生き方を伝えることで、人生の選択肢を広げたい

学生時代に目指していた「世界を伝えるレポーターになりたい」という夢は、「留学後、どうしてる?」を通して、実現できている気がしています。

なぜかというと、私が情報発信によって届けたいものは、人生の選択肢だからです。

例えば、私の場合はテレビ番組を通して海外に興味を持ったことが大学留学に繋がりました。BBCの番組を観てこんな仕事がしたいと思えたことも、後の仕事選びのきっかけになっています。

こんな風に、人は情報によって選択肢を増やし、自分が進みたい道を決めるのだと思います。

そして、私がインタビューしているようなオーストラリアの大学の卒業生は、豊かな選択肢を持っている人が多いと思っていて。

例えば、クイーンズランド大学の友達の中には、卒業直前に「まだ就職するか大学院に行くか決めてない。1年旅に出て、帰ってから考える!」と言っていた友達や、「イベント会社に入りたかったけど、就職できなかったから起業した!」という友達も。

こんな風に、オーストラリアで出会った人たちは世間的な「正解」にとらわれず、自由な発想でやりたいことに素直に生きていると感じています。

だから、オーストラリア経験者たちの多様なキャリアを紹介することで、オーストラリア留学の魅力はもちろん、「人生の選択肢って、結構多いよね」ということを伝えたいです。

そして、「楽しそう」「こんな風になりたい」と思えるような、生き方のヒントを見つけていただけたら嬉しいです。

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